12月1日(日)、伊陸小学校グラウンドで「伊陸フェスティバル 新鮮市場」が開催されました。
穏やかなお天気に恵まれ、多くのお客さんで賑わいました。
 この日は、小学生(3年生から6年生)がお店の販売のお手伝いをしたり、フリーマーケットコーナーでは、1年生と2年生が自分たちで作った大根やクリスマスリースなどの手作り品などを販売したりして、お祭りを大いに盛り上げてくれました。
 また、今年は山口県PR本部長「ちょるる」と柳井市観光マスコットキャラクター「ハレマル」がやって来ました!「ちょるる」と「ハレマル」は小さな子ども達に大人気で、抱きついたり一緒に写真を撮ったりして大喜びでした。

 小学生の手作りリースは、子ども達と保護者、先生方みんなで作った力作で、とてもクオリティが高くかわいらしい物ばかりでした。子ども達の「いらっしゃませ~」の声に誘われて多くのお客さんが集まっていました。商品は完売でした。

 朝市や農事組合法人の方々が新鮮な野菜や伊陸米、加工品などを販売しました。子ども達は呼び込みをしたりお金を受け取ってお釣りを計算して渡したり、一生懸命お手伝いをしていました。
 初めは恥ずかしくて小さな声で呼び込みをしていた子ども達ですが、商品が売れると自信もついてお客さんとも上手にコミュニケーションが取れるようになっていました。お店の方々も「子ども達が手伝ってくれたから本当に助かったよ。」「子ども達と一緒にお店ができていつもより元気になれた気がするわ。」と、喜んでおられました。
 「スーパーの野菜が高いから、この日を楽しみに待ってたんよ。」と言われるお客さんもおられ、「新鮮市場」が伊陸のイベントとして根付いてきたことを感じとても嬉しく思いました。

 「ちょるる」と「ハレマル」は地元中学生の協力で運営しました。かわいらしく手を振りながら会場を歩いたり、抱きついてくる小さな子どもを優しく抱きしめてくれたり、写真撮影にもポーズを決めて応じてくれたりしました。運営に携わった中学生も「めちゃくちゃ楽しかった!」と喜んでくれ、貴重な体験ができたことが、将来地域を想う心へと繋がるに違いないと感じました。

 イベントの一つとして「伊陸南山神社の神楽」を披露していただきました。約320年の歴史を持つこの神楽は、柳井市の無形文化財にも指定されています。24年に一度行われる「八関神楽」では16演目が奉納されますが、そのうちの「砂水(さすい)」「勧請(かんじょう)」)の2演目を舞っていただきました。神楽への関心は非常に高く、神楽を目当てに来られた方がとても多かったです。
 地域の伝統芸能を守ろうと、約12年前から神楽保存会の方が伊陸小学校5,6年生に神楽を教えておられます。
 保存会の方々の素晴らしい舞を間近で見ることができ、子ども達にとっても心に残る素晴らしい経験となりました。きっと今後の練習も熱心に取り組んでくれることでしょう。

 地域のお祭りを子どもと大人みんなで盛り上げる事ができました。