「土用干し」をしました。
6月上旬に梅をもぎ、塩漬けにして2ヶ月弱。
7月下旬、3回に分けて三日三晩天日干しをしました。梅干しづくりは順調に進んでいます。
伊陸は昔、「梅の里」と言われていたそうです。和歌山県までトラックで出荷していた時期もあったと言います。商品の箱には山口県出身の画家川口健治さんがデザインした梅が描かれていたとか…。その箱が、「伊陸美味」さんの工房にひっそりと一つだけ飾られていて、感慨深いものがありました。そんな当時を知る人はもうほとんどおられないそうです。
「伊陸の伝統ともいえる昔ながらの梅干しの作り方や味を、伊陸の子ども達に知ってほしいよね。」という言葉が心に残りました。
暑い中、一生懸命作業をされている皆さんの様子を見ていると、近い将来、子ども達が側でワイワイ言いながら、一緒に作業をしている姿を重ねてしまいました。
樽に漬けられた梅は、いろいろな思いをたくさん詰め込んで、じっくりと時間をかけて美味しい梅干しへと変わっていきます。2年間浸けるのが理想だそうです。