12月17日(日)9時から13時まで、初雪が舞う中、伊陸小学校グラウンドで「新鮮市場」が開催されました。
 この日の天気は、「10年に一度級の寒さ」と予想されていたので、グラウンドでの開催には不安がありましたが、前日の雨もグラウンドには思ったほどの影響がなく、気温は低いものの太陽がのぞいてお天気も味方してくれました。

 薄暗いうちからみんなでテントを立て、テーブルやイスを並べて会場を作りました。皆さんの協力により8時には会場が出来上がり、それぞれの店先にはたくさんの商品が並び、お客さんを待つばかりとなりました。天候による客足を心配していましたが、多くの方で賑わい、中には開始前からお店を見て回られる方もいらっしゃいました。

 「伊陸フェスティバル 新鮮市場」は、朝市や農事組合法人の皆さんが出店し、新鮮野菜などの農産物、加工品、総菜などの販売がメインです。新鮮で安いので、リピーターのお客さんも多くいらっしゃいます。
 「新鮮市場」を盛り上げるために4店のフリーマーケットも出店し、雑貨やぬいぐるみ、昔懐かしい洋楽・邦楽のCD等の販売もありました。今年初めての「プリザードフラワー」の体験ブースもありました。ナイターソフトリーグの皆さんによる、おでん・うどん・たい焼きの販売もあり、会場は終始賑わっていました。
 
 イベントでは、伊陸地区コミュニティ協議会による1回100円の「伊陸くじ」がありました。これは、空くじなし!損なし!のくじです。皆さん寒さに負けず早くから並んでいました。一番前に並んでいたのは、お父さんと2歳くらいの女の子でした。お父さんに抱っこされた女の子に、「何が当たってほしい?」と聞くと「みかん!」と、笑顔で答えてくれました。かわいい答えにほっこりし、寒さを忘れるようでした。
 上位賞品を引き当てた方は、吉本興業所属 山口県住みます芸人❝ぶるぼん❞さんから商品を受け取り、一緒に写真を撮ってもらって嬉しそうでした。

 また、今年も『石見神楽 竹本神楽社中』の皆さんによる「大江山(酒呑童子退治)」と「恵比須」の2演目が披露され、会場の皆さんはカメラを片手に見入っていました。「大江山」では、鬼の迫力に歓声が上がり、「恵比須」で恵比須様が飴を撒くと、みなさん大喜びで飴を拾っていました。
 
 そして最後は、最大のイベント「餅まき」です!
 朝市や農事組合法人の皆さまのご協力により、餅米1俵分 2000個以上の紅白餅がまかれました。会場の皆さんは寒さも忘れ、「こっち、こっち~」と叫びながらたくさんの餅を拾っていました。

 初雪がちらつく寒い一日でしたが、朝市や農事組合法人の皆さんのお店の商品は完売していました。
 最後に、実行委員会 宮本委員長が、「人口が減ってきていますが、なんとかみんなで伊陸を盛り上げ、頑張っている伊陸を発信していきましょう!」と、スタッフ一同に向けて言われた通りの「伊陸フェスティバル 新鮮市場」だったと思います。ご来場いただいたみなさんは満足されたことと思います。
 心温まる出会いがたくさんあり、寒さを忘れる楽しくて素敵な一日でした。