5月28日(土)晴れ渡る空の下、伊陸小学校で連合運動会がありました。「伊陸小連合運動会」は、伊陸小学校主催の運動会に伊陸地区コミュニティ協議会・伊陸百働会連合会・伊陸保育園が協力して参加する運動会ですが、今年は、新型コロナウィルス感染リスクを考慮して伊陸地区コミュニティ協議会が競技に参加しました。入場人数の制限なく観覧ができたのは3年ぶりの事です。マスク着用の観覧や密集・密接を避けるために地区テントを設置しないなど、まだまだ制約は多く通常開催とはいきませんでしたが、子ども達の元気いっぱい張り切る姿に感動し活力をもらった半日でした。

伊陸小学校恒例 全校生徒で表現する「伊陸花笠」
「一輪車演技」チャレンジャーによる2つの大車輪!

 

 伊陸小学校運動会の大きな見どころは、全校生徒でやる「赤白対抗リレー」「伊陸花笠」「一輪車演技」だと思います。(個人的感想です💦)
 1年生から6年生までが同じチームでバトンを繋ぐ「赤白対抗リレー」は迫力があります。どの子も声を枯らして応援し、失敗したら慰めたり励ましたり、挽回しようと奮起したり‥そんな様子を見ていると胸が熱くなります。こういう経験を通して思いやりや尊敬の心が育つのだと感じます。
 「伊陸花笠」は、山形県民謡「花笠音頭」に合わせて花笠を使って踊ります。毎年運動会で踊るので、学年を追うごとに上手になります。今年は、運動会までの昼休みに1・2年生が小学校のホールにやって来て、自主的に音楽に合わせて練習する姿をよく見かけました。かわいい声で「はあ~やっしょ~まかしょ!」と言いながら練習する姿に癒されました。本番では、全校みんなの息のあった演技と、「はあ~やっしょ~まかしょ!」の大きな掛け声が素晴らしかったです。
 プログラムの最後を飾ったのは「一輪車演技」でした。まず、学年ごとの演技がありました。
 1・2年生は、友達と手を繋いだりスラロームに挑戦したり、まだ上手く乗れない子は6年生が側で補助していました。どの子も今できる事を最後まで諦めずに演技していました。
 3・4年生は、数人で手を繋いで乗ったり手を繋いだままバックで走ったり、フラフープを縄跳びのように越えながら走る子もいました。
 5年生は、数人で手を繋いで回ったり、数人でフープを持って回ったり、移動したりしていました。
 6年生は、全員で一輪車で競争をした後チームになって演技を披露しました。一輪車に乗ったままボールを投げたり受け取ったりするのもお手の物です。
 そして最後はチャレンジャー17名による2つの大車輪の演技でした。8名と9名のチームに分かれ、それぞれ手を繋ぎ真ん中の子を中心に円を描くように回るのです。人数が増えるほど中と外でスピードを合わすのが難しく、遠心力で繋いだ手が離れてしまいます。2つの円が同時に回ることができるように何度も練習していましたが、思うようにいかず難しかったようです。ところがこの日、多くの人が見ている前で、2つの大きな円が見事にくるくると何周も回りました。お父さん、お母さん、地域の方々、そして練習をずっと見守ってくださった先生方の応援が子ども達のパワーになり、そして自信へと繋がった瞬間だったと思います。
 そんな子ども達に感動とパワーをもらった素晴らしい運動会でした。来年こそは、何も気にせずいつもの運動会ができますように!!