伊陸公民館で毎週火曜日午前10時からある「舞踊愛好会」では、髙月流師範の髙月翠寿(こうげつすいじゅ)先生が生徒さんたちに指導されています。
今回は、私も家から持参した和服に着替え、取材を兼ねて練習に参加させていただきました。
まず、生徒さんが自分の演目を順番に踊り、練習の成果を披露されました。みなさん既に振りは完成されていらっしゃるようです。
今度は、先生が細かい振りを直したり、要所要所で大事なポイントを指導されました。
団体の舞い「おんな玄海節」のとき、私も中に入って身振り手振りで踊ってみましたが、ひとつ困ったことがありました。それは、私が着た和服は踊りには少々袖が短くて、振りの途中で袖をつかむときにうまくつかめなかったことです。こういったことも、やってみて初めて知る知識でした。
日本舞踊は、よく体幹が鍛えられると言われています。今回、私は短時間ではありましたが、実際に所作と動きを習ってみて、歩行を司る筋肉「大腰筋」が養われる感覚を覚えました。最初に「腰痛に効きますよ。」と、先生がおっしゃった意味も分かるような気がしました。
また、日本舞踊は動きがスローで、体力や年齢に応じて振り付けを変化させることができる柔軟性もあります。生徒さんの中に、私の母と一歳しか違わない方がいらっしゃることが、それを証明しています。
この「舞踊愛好会」は、どなたでも気軽に日本舞踊が始められます。興味を持たれた方は、一度見学にいらしてみてはいかがでしょうか。