「ひむろ子ども会」と「ひむろ子ども会育成会」は、令和5年2月18日、「山口県子ども会連合会」より表彰を受けました。「山口県子ども会連合会」は、子ども会の意義を「地域の絆をつくる子ども会」としています。その意義を理解し、「会員が協力して活発な活動を展開している」として、柳井市子ども会育成連絡協議会の推薦を受け受賞したものです。
 柳井市には現在、12の子ども会があります。どの子ども会も、地域性を活かした様々な活動を考え実行されています。大人も子どもも忙しい現代において、子ども会の意義を唱える場面も多く、入会に関する選択の幅も広がっているように感じます。
 柳井市子ども会育成協議会は、「子ども会は、地域の中での遊びや体験活動、世代間交流を通して仲間づくりや協調性、生きる力を育む場所」としています。私自身、小学生時代に子ども会で体験したキャンプやお祭りのイベントなど、とても楽しかったことを今でも覚えています。また親になってからは、我が子が多くの子ども達と楽しそうに過ごす姿を見る事が嬉しかったです。(個人的な意見として)

 「ひむろ子ども会」は、令和5年3月現在、伊陸小学校の生徒37名、28世帯が所属しています。生徒数が減っているので保護者の負担は増えていると思いますが、「子ども達のために、子ども達が喜ぶことを!」と様々な事を企画されています。
 氷室亀山神社のお祭りに子ども御輿で参加、コミュニティ協議会主催の「納涼の夕べ」でのよさこいパフォーマンスやちびっこブースの出店、バス旅行、資源ごみ回収、クリスマス会、スキー旅行など、多くの体験ができるように考えられています。ここ数年は、新型コロナウィルスの影響でお祭り自体がなくなってしまい、子ども達の体験の場は激減しました。そんな状況の中でも、なんとか子ども達にたのしい体験をさせてあげたいと、昨年は「自然観察お泊り会」を企画し、カヌーを漕いで無人島へ行ったり古民家を借り切って泊まったりしました。。

 12月に計画していた「クリスマス会」ができなかったので、3月に「お楽しみ会」を行いました。
宝探しや、8種類のゲームに挑戦するシールラリー、ジュニア応援団による「SDGsゲーム」や「〇×クイズ」などを楽しみました。目の前でキャラメルポップコーンを作ってもらったり、プレゼントやお土産をたくさんもらって、子ども達にとっては夢のような時間だったと思います。「SDGsゲーム」はよく考えられていて、私自身とても勉強になりました。


 どのイベントも子どもはもちろん、保護者も楽しそうなのがとても印象的です。また、子ども会を卒業した中学生や高校生がジュニア応援団として活躍していますが、小学生時代はやんちゃだった子が、丁寧な言葉で低学年の子のお世話をする姿が嬉しく、「優しく言わんと伝わらんじゃ。」と言う姿に成長を感じ感動します。また、大学生になる女の子が、低学年の様子に目を細めながら「かわいい~。」と言う姿も微笑ましく印象的でした。
 役員の方は、企画だけでなく準備や当日のお世話など大変だと思いますが、お話を伺うと「たくさんの方に助けていただいて、幸せな子ども会人生でした。」との返事が返って来ました。「ひむろ子ども会」は、保護者の方々の惜しみない愛情や卒業生に支えられていると感じます。そして、その中で活動できる子ども達は幸せです。きっと、そんな幸せが新たな幸せを生み出し、引き継がれていく事でしょう。