12月も後半に入り、17日には初雪が降りました。小学校校庭の隅にそびえ立つ「メタセコイヤ」も多くが落葉し、冬枯れを迎えようとしています。本格的な冬の到来を感じつつ、穏やかな師走を過ごしたいと思っているところです。
さて今回は、「ながの街道悠遊クラブ」と「いかち注連縄保存会」の活動をお伝えします。
11月13日(土)晴れ渡る秋空の下、長野地区で「ながの街道悠遊クラブ」主催のイベントがありました。
長野地区を通る道路の拡張工事が終了したのを記念して、地区の皆さん約40人が参加してお祝いしました。長野地区の皆さんは、「ながの街道悠遊クラブ」の活動として、地区を通る県道の清掃にも力を入れていらっしゃいます。そんな皆さんだからこそ、道路工事の終了は思いもひとしおだと思います。そして、そんな皆さんの気持ちが分かるからこそ、「ながの街道悠遊クラブ」のスタッフの方々が、地区を盛り上げるためにイベントを企画されたのだと思います。
もち米4升で約120個の紅白餅を作り長野地区の全戸に配ったり、当日参加の人全員でテープカットをしたり‥‥と、地区の皆さんが喜ばれる企画を考え、地区のイベントとして皆さんで盛り上げていました。皆さんの素敵な笑顔を見ていると、こういった取り組みが地区の繋がりを強くして、どんな困難にもみんなで乗り越えていく強い地区を作って行くんだと感じました。
11月27日(土)注連縄(しめなわ)を作りました。
今年7年目を迎える「いかち注連縄の会」は、毎年「氷室亀山神社」や「南山神社」など数箇所の神社の注連縄を10本以上作られています。昨年は、新型コロナウィルスの影響で規模を縮小しての活動でしたが、今年は「おやじの会」からも2人参加され、16名で、約4時間かけて12本の注連縄を作りました。
藁1本、1本の袴を取り、長さを揃えて10本ずつの束にしたものが用意されていましたが、4軒の方がそれぞれ家庭で準備されたそうです。1本1本きれいにして長さを揃え、藁をたたいて編みやすいように柔らかくするのですが、気が遠くなる作業です。
注連縄づくりには、餅米の藁が柔らかくて適しているそうですが、コンバインで稲刈りをする家庭が増えた現在では藁を用意するのが大変だそうです。「稲架掛け」での収穫は時間もかかるし重労働です。労力を惜しまず取り組まれる姿に、神様を尊ぶ皆さんの心を感じました。
はみ出ている藁を丁寧に切っていきます 長いもので8.5mもあります
神様から見て左から、7本・5本・3本の〆の子(藁)と紙垂(しで)を下げます 新しく付け替えられた注連縄
初めて注連縄を作る作業や取り替える作業を見学させていただきましたが、皆さんの真剣に取り組まれる姿に感動しました。また、注連縄に関する由来や意味なども教えていただきとても勉強になりました。
来年は今まで以上に神聖な気持ちでお参りができそうです。
辛抱の時期が続いていますが、来年こそは皆さんの笑顔がはじける年になりますように!